革の染色方法を紹介します。
革を染色するのは難しそうに感じますが意外と簡単にできます。
色を混ぜることやグラデーションさせることも出来るので作品の幅が広がります。
目次
革を染めるのに必要な道具
革を染めるのに必要な道具は以下の通りになります。
・本革
・染料
・水
・刷毛など
・色止め剤
革を染めるにはどんな革が必要なの?
革を染めるにはまず革の準備が必要です。
染色にはヌメ革を使用します。
革を染めるための染料は
革を染める染料は、大きく分けて水性塗料(塩基性染料)とアルコール性染料の2種類です。
レザークラフト専用で販売されている染料でいうと
※水性染料・・・クラフト染料、ローパスチック
※アルコール性染料・・・スピラン、オイルダイ、レザーダイ、WA染料
という感じになります。
水性染料の特徴は、
・手軽に扱えるので初心者でも安心
・水で薄めたり混色が可能
・色合いが鮮やか
・色の種類が多い(ローパスチック)
アルコール性染料は、
・深みのある色合い
・混色が可能
・水性染料より劣化しにくい
上記で紹介した染料はプロも使用しています。また、一本数百円で購入できるのもありがたいですね。
染料をなにで塗るの?
染料をなにで塗るのかというと筆でもいいんですが、筆だと均一に塗るのが難しいし染色後に洗うのが大変です。
当サイトでは、布切れやスポンジをおすすめします。
布切れは本当になんでもいいです。捨てようと思っていたTシャツ、いらないタオルを適当な大きさに切って使います。使用後も捨ててしまえばいいので後片付けも楽ちんです。
布を折り畳んでゴムでしばれば完成です。
染色後の色止めは必要?
染色後に色止めを塗りますが、なんで色止めが必要かというと
・色移りを防止する
・光沢がでる(マットな質感にもできます)
水に濡れてしまうと色うつりしてしまうので色止めは塗った方が良いと思います。
光沢を出したりマットな質感に仕上げたり出来ます。
私はクラフト社のレザーコートを愛用しています。
革を染める手順
実際に革を染めていきましょう。
単色染めとぼかし染めをしたいと思います。
革に水を染み込ませる
水をしみこませるために使う道具は、食器洗いようのスポンジを小さくきって使用しています。
筆や布きれを使ったりスプレーで吹きかけるのも良いと思います。
水を染み込ませてみました。最初は不安だと思いますが遠慮せずにバシャバシャと染み込ませていきましょう。
革に染料を塗る
次にいよいよ染料を塗っていきましょう。
ローパスチックの紺を使って染めていきます。
ミニ財布をネイビーに染めたいと思います。
ペンキを塗るように色を塗っていきます。
単色に染める場合はこちらの方がキレイに染まります。
全て染まったら全体にまぶしていくと色むらがなくなります。
染め方は上の写真のようにペンキを染めるように塗っていく方法と
ポンポンポンとまぶすように軽く叩いていく方法があります。
そうすると下の画像のようになります。何回もまぶしていくことでキレイにそまっていきます。斑な感じやぼかし染めなどをしたいときはこっちの技法を使います。
単色で染めた時の仕上げにも使います。
全体を染めることができました。
乾いたら仕上げ材のレザーコートを塗ります。
スポンジを切ったもので塗っていきます。
塗ると光沢が出ているのがわかると思います。
財布を完成させるとこういう感じになります。
こちらの作り方はYouTubeに型紙を公開している作成動画がありますので宜しかったら御覧下さい。
ぼかし染めの方法
ぼかし染めは、端から内側に塗ります。
薄い色から濃い色の順で染色します。
ブラウン系の色を使って染めます。
まずは薄い方の黄茶を全体に塗ります。
次はこげ茶を端からまぶしていきます。
トントントンと端から濃くしていきます。
完成したのが下の画像になります。
だいぶっぽい感じになったのではないでしょうか。
革の染色は簡単ですし、色を混ぜたり斑に染めたりとオリジナリティが出せると思いますので是非挑戦してみて下さい。
Warning: sprintf(): Too few arguments in /home/kou12113/leather-craft-guide.com/public_html/wp-content/plugins/pinterest-pin-it-button-for-images/ppibfi_pinterest.php on line 238